下水溝オイルとはいったいどんな問題?

下水溝オイルとはいったいどんな問題?

下水溝オイルというのは「下水」で作った食用油のことをいいます。つまり私たちが料理の際に利用する「食用油」が下水を利用して作られているという問題です。

下水を利用することにより、低コストで製造することが出来ますが、人体への悪影響は信じられないほどあり、場合によっては命を落とす危険性があることも分かっています。

下水溝オイルには様々な呼び名があるので整理してご紹介しておきます。

まず中国では「地溝油」と呼ばれています。日本で紹介される際は、下水油、下水溝オイルなどと呼ばれています。全て同一の意味となるのでまずは呼び方について理解しておきましょう。

地溝油=下水溝オイルの製造方法とは?

地溝油=下水溝オイルの製造方法とは?

下水から抽出した水或いは汚染水、或いはマンホールから下水を直接くみ上げる役目の者が原料となる水をくみ上げます。

それらを1日以上の時間をかけてろ過、過熱、沈殿等の処理をかけ、綺麗に分離をさせたのち、食用油として販売します。

下水を元にしているので強い悪臭を放っていますが、ろ過や過熱、沈殿(水を綺麗にする流れと同じ)を行うことにより無臭になります。

ただ臭いをどれだけ無臭にすることが出来ても、下水を利用していることから「色」は食用油と全く違った状態になり、一目見ただけでも直ぐに判別することが可能です。

約1トン製造するコストとしては約280元~300元程度といわれており、日本円にすると4700円~4800円程度(為替レートによって変動あり)なので非常に簡単に格安で製造することが出来ることから中国では非常に多く製造されています。

下水溝オイルの危険について理解を深める

下水溝オイルの危険について理解を深める

地溝油=下水溝オイルには発がん性物質「アフラトキシン」が検出されており、非常に強い毒性があることが研究で証明されています。

このアフラトキシンはヒ素の100倍以上の強い猛毒性があり、人体に様々な悪影響を与えます。

世界的にみてもこのアフラトキシンの危険性は確認されており、急性中毒の例としては肺炎などによって大量命を落とした事件なども発覚しています。

また動物実験では大量に摂取させたラットが短期間に急性中毒を起こし、命を落とすということも証明されています。

人体に入るとまず、急性の肝機能障害が現れます。そのほかの例は、昏睡、急性腹水症、黄疸などの症状が出る場合もあります。

どうすれば良いの?

どうすれば良いの?

長時間、長期間摂取しなければそれ程の健康被害が出ないとはいえ、下水溝オイルを摂取してしまうということは何かしらの悪影響を与えてしまいます。
健康被害から自分の身を守るためには正しい知識と、正しい理解が必要であることを覚えておきましょう。